アマモ場再生へ種植え付け 南島原市深江町

アマモ場再生へ種植え付け

20151103-10アマモの種入りでんぷんのりをシートに塗り広げる児童ら=南島原市、深江公民館駐車場

 有明海などで全国的に減少する海草、アマモの再生に取り組む南島原市深江町の漁業者でつくる任意団体「深江ブループロジェクト活動組織」(吉田幸一郎代表)は10月29日、同町の海岸で市立深江小5年生46人とアマモの種の植え付けをした。

 群生地のアマモ場はアオリイカの産卵場や小魚の成育場となり、「海のゆりかご」とも呼ばれる。汚泥から栄養分を吸収し、海底浄化機能があるという。同団体は有明海再生を目指して2009年に設立。同校とは10年から共同で活動している。

 児童は6月にアマモの米粒大の種を海岸で採取しており、この日は深江公民館前で、種を混ぜたでんぷんのりを、ヤシの実の繊維などでできたシート(長さ5メートル、幅2メートル)に付着させた「アマモシート」4枚を作製。シートを近くの海岸へ運んで浅瀬に入り、くいを打って固定するなどして設置した。

 アマモは来年2月までに芽吹き、同5月ごろには高さ約1メートルまで成長するという。同6月に来年度の5年生が、観察や種の採取をして同様の活動を続ける。

 同校5年の川嶋陽葵(はるき)君(10)は「(種入りでんぷんのりは)べたべたして臭く、気持ち悪かったけど、楽しくて良い経験ができた。丈夫にすくすく育ってほしい」と笑顔で話した。

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