島原に健康食品の研究施設

島原に健康食品の研究施設

kenkou島原市が誘致して開所した「しまばら百草の郷」=同市

 旧島原藩時代に薬草栽培が盛んだった歴史がある島原市で、市が誘致した製薬メーカーの研究施設「しまばら百草の郷」が上折橋町に完成し、5日、現地で開所式があった。健康食品の開発研究などに取り組む。

 開設したのは三益製薬(福岡市)。2001年創業で、長崎国際大や九州大、中国の大学などと連携しながら、漢方素材などを使用した健康食品を開発、卸売りしている。

 同市には奈良、鹿児島両県内の薬園跡とともに「日本三大薬園跡」と呼ばれる「旧島原藩薬園跡」(小山町)があり、薬草栽培に取り組んでいた歴史があることから、市は薬草に関する企業誘致を模索。同社に働き掛けて誘致が実現した。

 まゆやまロード沿いの約1080平方メートルの土地に、約200平方メートルの平屋建て施設を新設。研究施設では健康食品の開発研究、テスト販売用の商品製造などに取り組む。初期投資に対し、市が2400万円を補助。年明けから本格的に稼働し、来春までに3人の新規雇用を予定している。地元との連携も目指し、近くの県立島原農業高に、原材料となる薬草の試験栽培をしてもらう計画だ。

 開所式には同社や大学、市の関係者ら約40人が出席。大森清美社長は「地元に役立ち、愛されるよう頑張りたい」と述べた。

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