島原の4件 国文化財に 島崎家住宅主屋など

島原の4件 国文化財に 島崎家住宅主屋など [長崎県]
2016年03月12日 00時11分

201603120002_000雑貨や甘味を扱う店が入居する「島崎家住宅離れ」

 国の文化審議会が11日に答申した登録有形文化財(建造物)に、長崎県内では「島崎家住宅主屋」など島原市内の4件が選ばれた。中には建物や地域の特色を生かした雑貨店やカフェとして活用され始めた場所もあり、登録は街のにぎわいづくりに弾みになりそうだ。

 明治初期に建てられた旧家の島崎家住宅は、同市新町の「鯉(こい)の泳ぐまち」のエリアにあり、隣の「島崎家住宅離れ」も同様に選ばれた。一帯は湧き水の水路に住民が放流したコイの姿を楽しめる観光地で、書院造りの離れでは一昨年、夫婦が雑貨店を開店。ちりめん細工などの雑貨や甘味を販売し、夏は子どもが店前の水路に足をつけてかき氷を食べる懐かしい光景がみられる。桑島公店長(40)は「建物の景観を生かしながら(登録を)街の盛り上げにつなげたい」と話す。

 同市湊新地町の卸問屋の旧家「旧升金(ますきん)商会店舗兼主屋」は1882(明治15)年建造。近くの「旧升金商会事務所兼倉庫」では昨年から蔵主の吉田香子さんがカフェを営む。店内から有明海に浮かぶ島々が一望でき、吉田さんは「(登録を機に)より多くの人が訪れるようになってほしい」と期待した。

 今回の答申で県内の登録有形文化財(建造物)は124件になる。

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