島原市 モニターツアー実施 観光、水陸両用車で 海にドボン……2階建て風バスが遊覧船に 平成新山や九十九島巡り

島原市
モニターツアー実施 観光、水陸両用車で 海にドボン……2階建て風バスが遊覧船に 平成新山や九十九島巡り /長崎
毎日新聞2015年12月25日 地方版

91水しぶきを上げて海に入る水陸両用車

市が定期運行検討

 島原市は世界ジオパークに認定された島原半島の魅力を探ろうと、水陸両用車で市内を巡るジオ・スプラッシュモニターツアーを実施した。参加者のアンケート結果を踏まえ、定期運行を検討する。【近藤聡司】

 ツアーは市民の参加を募り、島原駅を発着点に、ジオサイト(ジオパークの見どころ)を巡る計70分のコースで実施。計10便で合わせて385人が、平成の雲仙・普賢岳噴火で誕生した平成新山などを望む陸路と、1792年の火山活動で崩壊した眉山の土砂が海に流れ込んでできた九十九島(つくもじま)を巡る海路を体験した。

 車両は40人乗りで全長12メートル、高さ3・65メートル。陸路では2階建てバス同様の高みからの眺望が楽しめ、後部のスクリューで進む海路では遊覧船の気分が味わえる。

 母親と参加した同市宮の町のアルバイト、島崎理恵さん(36)は「海に入る時が想像以上の迫力で興奮した。海からは普段見られない珍しい景色が見られた」と話した。

 市政策企画課によると、ツアーの事業費は520万円。アンケートでは「市外の友人にも勧めたい」など好評な感想も多く寄せられ、「新たな観光コースとしてジオパークが活用できる感触を得た」としている。

 水陸両用車のツアー事業をハウステンボスや滋賀県の琵琶湖などで手がけ、島原市の委託で試験運行をしたNPO法人日本水陸両用車協会(東京)の須知裕昿(やすひろ)理事長は今回のツアーに同行し「定期運行実現には海上の眺めが乗客に喜ばれることが重要」と指摘した。

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