島原農高生が薬草パン試販

島原農高生が薬草パン試販

20160718yakusoupan客に薬草パンの試食を促す生徒たち=島原市、舞岳の里

 県立島原農業高(島原市下折橋町、田坂吉史校長)の生徒が開発した薬草入りのパン「薬草ハートブレッド」の試験販売が16日、同市有明町の農産物直売所「舞岳の里」であった。常時販売の予定は決まっていないが、レシピを公開し、販路拡大を目指している。

 家庭科学部の生徒が2年前、健康寿命を延ばす食べ物の開発に着手。旧島原藩が薬草の研究に力を入れていた歴史も踏まえ、薬草を使ったパン作りに挑戦してきた。

 食材の薬草には、カリウムが多く含まれ、体内の塩分と結び付いて排出する効果のあるドクダミを選んだ。旧島原藩薬園跡(同市小山町)の一角を借りて栽培を開始。ドクダミは香りが強いため、配合割合を変えながら試作を繰り返し、完成させた。商品名はドクダミの葉がハート形であることにちなんで付けた。

 試験販売には同部の1年生4人と顧問の山下裕三教諭(48)が参加し、市内の「伴製菓舗ラトリエ・ドゥ・バン」に焼いてもらったパンをPR。生徒らが客に試食を促し、販売用の15個は30分足らずで売り切れた。買い求めた南島原市深江町の高木君子さん(68)は「においも気にならず、おいしかった」と気に入った様子だった。

 山下教諭は「協力してくれる店を探し、島原半島、県内、九州へと販路を広げたい」と話した。

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