有馬商高跡地 人工芝広場に

有馬商高跡地 人工芝広場に

arimasyoukouatoti市が多目的グラウンドに活用する方針を示した有馬商高跡=南島原市

 南島原市は1月31日、県立島原南高との統合で2007年3月末の閉校以降、活用策を模索していた県立有馬商業高跡地(南有馬町、敷地約3万5千平方メートル)について、人工芝の多目的グラウンドとして整備する方針を明らかにした。市議会全員協議会で説明した。土地や建物の譲渡について、県と協議を進めるという。

 生徒数の減少などに伴う両校の統合で県立島原翔南高が新設され、旧南高校舎(西有家町)を活用している一方、旧有馬商高は在校生が卒業して閉校。校舎と跡地は未活用の状態になっている。

 市は活用策として「文化・スポーツ施設整備基本計画」を13年度に策定したが、15年3月に凍結。世界遺産登録を目指す「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の構成資産がある市内への訪客増に備え、「大型駐車場を含めた世界遺産関連施設の用地として県から譲渡を受ける方向で進める」と方針転換した。

 だが昨年の推薦一時取り下げや構成資産からの日野江城跡(北有馬町)除外を受け、市は活用のあり方を再検討。昨年12月定例市議会で「芝生の多目的競技施設整備」を求める請願が採択されたこともあり、今回の方針を固めた。

 市は、サッカーなどへの活用を想定し、照明やクラブハウスを含め具体的な全体計画を今後詰める。3月定例市議会に基本構想作成委託料を盛り込んだ新年度一般会計当初予算案を提出する考え。市議からは「活用方針の内容が変遷する中、解体費の負担など(県からの)譲渡にどんな条件が付くのかをしっかり再確認すべきだ」などの意見が出た。

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