薬草パン 島原農高家庭科学部が開発 試食好評、商品化へ /長崎

薬草パン
島原農高家庭科学部が開発 試食好評、商品化へ /長崎
毎日新聞2016年8月17日 地方版

6農産物直売所での試食販売で客に薬草パンを勧める生徒(右)

 島原市の県立島原農業高校の家庭科学部(13人)が、ミネラルの豊富なドクダミを使った薬草パン「薬草ハートブレッド」を開発した。同市の農産物直売所「舞岳の里」で7月に試食販売をした際は好評で、今後、販売先を探して商品化を目指す。

 同部は2年前から、健康増進をテーマとした食品開発に着手。旧島原藩が薬草の研究に熱心だったことから、薬草に注目し、ドクダミの他、オオバコやタンポポなどの栽培を始めた。

 今回の開発が第1弾。ドクダミはカリウムなどのミネラルが豊富で血圧安定や利尿作用などの効能があるが、独特の匂いが難点で、食味とのバランスを取るのに苦心した。生の葉をパンに練り込むと匂いが消えないため、乾燥粉末を使用。かみこなすうちにドクダミのかすかな風味が感じられるよう工夫した。

 名前は、ドクダミの葉がハート形であることにちなんで「ハートブレッド」と名付けた。試食販売では、生徒が健康に良い点をアピール。1個100円で販売した。試食した南島原市深江町の高木君子さん(68)は「予想よりずっとおいしい。かめばかむほど味わいが増す」と話し、複数個購入していた。

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