雲仙・小浜中 5年連続金 全日本マーチングコン

長崎)雲仙・小浜中 5年連続金 全日本マーチングコン
2016年11月21日03時00分

as20161120000908_comm 大阪城ホール(大阪市)で20日にあった第29回全日本マーチングコンテスト(全日本吹奏楽連盟、朝日新聞社主催)で、雲仙市立小浜中吹奏楽部が5年連続となる金賞を受賞した。出場25校中、最少人数での演奏だったが、人数の少なさを感じさせない迫力あるパフォーマンスを披露。金賞受賞が決まると、部員たちは喜びを爆発させた。

 「ファイトー!」。かけ声を合図に小浜中の部員25人が入場してきた。一つ前の出場校は75人。人数の少なさからか最初はフロアが広く見えた。しかし、ドラムメジャーの山下菜々子さん(2年)がバトンを大きく回しながら笑顔で中心に現れ、厚みのある音が会場に響き始めると、観客は一気に演奏に引き込まれた。山下さんは「お客さんを見た瞬間、やるぞとスイッチが入りました」。

 「ラブ・ミー・テンダー」「ロック・アラウンド・ザ・クロック」などアメリカを舞台にした5曲を披露。ブロードウェーを思わせる軽やかなステップ、豊かな表情で吹き上げるソロが決まるたびに大きな拍手が起こった。演奏後、アルトサックスの城谷日和さん(2年)は「力を出し切れた。お客さんの笑顔が見られました」と声を弾ませた。

 指導者の森下晃英さん(58)によると、学校全体の生徒数が減り、部員の数は過去最少だったという。「一人ずつが3~4人分のオーラを出そうと練習してきた」と振り返る。

 人数が少ない分、部員たちは担当する楽器が変わることも多い。クラリネットの吉田美優さん(2年)はこれまで五つ以上の楽器を経験し、「サックス、フルート、シンバル……」と、これまでに手がけた楽器をすぐには思い出せないほど。「指の動きが変わって最初は大変だったけど、色んな楽器が体験できて楽しい」と話す。森下さんは「人数が少ないというのもあるけれど、色んな体験をさせて個性を伸ばす。何の楽器でも、うまい子はうまいですよ」。

 「金賞」との結果が発表されると、部員たちからは大きな歓声があがった。部長の野口竜翔(りゅうしょう)君(3年)は「うれしいしかない」、副部長の馬塲(ばば)貢洋(こうよう)君(同)は「今までの練習が報われた」と笑顔で話した。

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