雲仙・普賢岳噴火災害の大野木場小PTA大臣表彰

雲仙・普賢岳噴火災害の大野木場小PTA大臣表彰


大野木場小PTAの大山会長(後列右)や歴代会長=南島原市内


旧校舎焼失から25年となった昨年9月15日の集会で「生きていたんだね」を合唱する児童=南島原市、大野木場小

 44人が犠牲になった雲仙・普賢岳噴火災害の記憶や教訓の継承、防災活動への取り組みを続けている南島原市深江町の市立大野木場小PTA(大山貴之会長、約90人)が、本年度の「優良PTA文部科学大臣表彰」に輝いた。

 文部科学省が優秀な活動実績を挙げる全国の幼稚園や認定こども園、小中高校、特別支援学校の各PTAを毎年表彰。本県では本年度、佐世保市立日野小PTAと諫早市立諫早幼稚園PTAを含む3団体が選ばれた。

 大野木場小PTAは1948年設立。普賢岳噴火災害では91年9月15日の大火砕流で、旧校舎が骨組みを残して焼失。現在は災害遺構として保存されている。こうした災害の記憶と教訓を子どもたちに伝えていこうと、同校は集会「メモリアルデー」を98年から毎年開催。保護者も参加し児童へ講話を続けるほか、校庭で焼けながらも再び芽吹いたイチョウの木を歌った第2校歌「生きていたんだね」の合唱や、児童の学習成果発表などを実施している。

 同小PTAは集会に加え、校区内の危険箇所点検や安全マップ作成、深江町内3小学・1中学の各PTA間のネットワークづくり、地域や通学路の親子ボランティア清掃など長年の意欲的な活動も評価された。

 祝賀会が町内でこのほどあり、大山会長(37)が歴代会長や会員らを前に「学校や児童、地域住民とともに協力、実践してきたことによる受賞だと思う。今後も子どもたちの健やかな成長、PTA活動の充実に努める」とあいさつした。

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